映画『ウィキッド ふたりの魔女』感想(★★★)
※この記事は作品のネタバレを含みます。
ミュージカル映画はあまり得意ではないが、Amazonプライムで配信され話題になっていたため鑑賞。
また原作である『オズの魔法使い』も全く知らない状態だったが、それでも問題なく楽しめる作品だった。
作品情報
タイトル:ウィキッド ふたりの魔女
ジャンル:ミュージカル / ファンタジー
主演:シンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデ
感想
結論から言うと、ミュージカルに不慣れな自分にとって上映時間160分はやや長く感じた。
それでも途中で飽きることはなく、最後までしっかり楽しめる作品だった。
映画全体に流れている雰囲気はとてもポジティブ。
明るくハッピーな歌と、グリンダとエルファバという対照的な2人のキャラクターのおかげで、観ている側まで前向きな気持ちになる。
特にグリンダは、ポジティブさをそのまま形にしたような存在だ。
見た目通りの“お花畑思考”な性格が分かりやすく、どこか微笑ましい。友達にいたら嫌なことを忘れさせてくれそうなタイプの人物だと思った。
一方で意外だったのがエルファバ。
緑色の肌というコンプレックスを持ち、見た目も地味なキャラクターなので、もっと内向的でうじうじした人物を想像していた。しかし実際の彼女は違った。
周囲から白い目で見られても「これが私」と言い切る堂々とした姿勢を貫き、周りに流されない強さを持っている。その姿はとても印象的で、周囲の目を気にしてしまいがちな自分にとっては見習いたいと思えるキャラクターだった。
印象に残ったポイント
印象に残っているのは、グリンダからプレゼントされた帽子をかぶったエルファバがダンスパーティに現れるシーン。
それまで強がりな姿を見せていたエルファバだが、周囲の視線に耐えきれなくなり、ついに表情が崩れてしまう。涙を見せるその姿には胸が痛んだ。
そんな彼女を見たグリンダが、エルファバと同じ動きをして一緒に踊る場面がとても良い。
2人の間に友情が生まれた瞬間のように感じられ、この映画の中でも特に好きなシーンになった。
総評
ミュージカルに慣れていない身としては少し長く感じる作品ではあったが、明るくポジティブな雰囲気のおかげで最後まで楽しむことができた。
グリンダとエルファバという対照的な2人の関係性も魅力的で、物語の中心としてしっかり印象に残る。
本作は続編ありきの構成になっており、物語は気になるところで終わる。
悪の魔女となったウィキッドが今後どのように物語へ関わっていくのか、続編の展開が楽しみだ。2026年3月の日本公開を待ちたい。





