映画レビュー

【7Wish セブン・ウィッシュ】願いの代償は身近な人の死というホラー

映画『7Wish セブン・ウィッシュ』感想(★★★)

※この記事は作品のネタバレを含みます。

願いを叶えるたびに身近な人が死ぬ──というオルゴールの設定が特徴的なホラー作品。
明確なデメリットがある能力のおかげで、物語には程よい緊張感が生まれていた。

作品情報

タイトル:7Wish セブン・ウィッシュ
ジャンル:ホラー / スリラー
主演:ジョーイ・キング

感想

この映画の面白いところは、願いを叶える代わりに身近な人間が犠牲になるという明確な代償が設定されている点だ。

願いを叶える能力が登場する作品は多いが、ここまで分かりやすいデメリットがあることでストーリーに緊張感が生まれている。さらに犠牲者が次々と出てくるためテンポも良く、展開はかなりサクサク進む。

ただし犬好きとしては、愛犬が犠牲になるシーンだけはかなり可哀想だった。

物語終盤になってようやくデメリットを知る主人公。
周囲から「それを捨てろ」と言われても手放せない様子を見ると、オルゴールの持つ強い依存性が感じられる。

好きな男性、豪邸、欲しいものが次々手に入る状況を経験すれば、確かに元の生活には戻れなくなるだろう。ただ、自分だったらデメリットが重すぎるので絶対に使わないと思う。

印象に残ったポイント

終盤の展開はかなり大胆だった。
主人公はオルゴールを手に入れる前の時間まで戻るという選択をする。

さすがに時間を巻き戻す展開は少しやりすぎに感じた。これでは何でもありになってしまう。

そして全てが元通りになったかと思いきや、主人公が車に轢かれて死亡するというラストには思わず笑ってしまった。
全てを無かったことにするハッピーエンドよりは、この皮肉な結末の方がまだ納得できる終わり方だったと思う。

総評

オルゴールの設定自体はとても面白い。
ただ、願いの範囲がかなり広くほぼ何でも叶えられる能力になっている点は少し白けてしまう部分でもあった。

また主人公にもあまり共感できなかった。
自分の願いを優先する自己中心的な行動が目立ち、感情移入しにくいキャラクターになっている。

さらに、いじめられっ子設定のわりにかなり気が強く、いじめっ子に反撃するなど血の気の多い一面もあり、キャラクターの立ち位置が少し中途半端に感じた。この設定なら、もっと陰キャ寄りの人物像にしてもよかったと思う。

総合すると、設定は魅力的だが細かい部分に粗もあり、キャラクターへの感情移入は難しい作品だった。
それでもテンポの良い展開と皮肉なラストは印象に残るホラー映画だった。

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