映画『レッド・スパロー』感想(★★★)
※この記事は作品のネタバレを含みます。
ロシアのスパイ養成機関「スパロー」に送り込まれた女性が、アメリカとロシアの間で駆け引きを繰り広げる諜報サスペンス。
主人公ドミニカがどちらの陣営に付くのか最後まで読めず、展開の行方を楽しめる作品だった。
DF-12498_R – Jennifer Lawrence stars in Twentieth Century Fox’s RED SPARROW. Photo Credit: Murray Close.作品情報
タイトル:レッド・スパロー
ジャンル:スパイ/サスペンス
主演:ジェニファー・ローレンス
感想
物語は、ロシアのスパイ養成機関であるスパロー学校に送られたドミニカを中心に展開する。
アメリカとロシア双方の思惑の中で、彼女がどのように立ち回るのかが見どころになっている。
ドミニカがどちらの側につくのかは最後まで読みにくく、
二重スパイとしての駆け引きが物語の大きな魅力だった。
ただし上映時間が約2時間30分と長く、物語の進行はややスローテンポ。
中盤では少し間延びして感じる部分もあった。
印象に残ったポイント
序盤のスパロー養成学校での訓練パートは印象的だった。
スパイとして相手を誘惑し操る能力を身につけるための授業が行われ、
心理的な駆け引きや誘惑を利用するスパイ教育が描かれている。
かなり過酷な訓練で、相手を精神的に支配することを目的とした授業内容は強烈なインパクトがあった。
また本作は拷問シーンもかなりハードだ。
ドミニカが棒で殴られる場面や、ネイトが拷問を受けるシーンは見ていて痛々しいほどの描写になっている。
終盤になると物語は一気に面白くなる。
ドミニカが拷問に耐えながらも、両陣営の思惑を利用して立ち回る展開には緊張感があった。
総評
物語の終盤では、長らく謎だった「モグラ」の正体が明らかになる。
まさか身近な人物がその正体だったとは予想できず、驚かされる展開だった。
さらにドミニカは、疑いの目を向けられていた叔父を逆に罠にはめることで状況を逆転させる。
徐々に仕込まれていた伏線が最後に回収される展開は爽快感があった。
テンポの遅さや上映時間の長さは気になる部分もあるものの、
スパイ同士の心理戦と裏切りが絡み合う諜報サスペンスとして楽しめる作品だった。






