映画レビュー

【トラップ】ライブ会場を舞台にした殺人鬼包囲サスペンス

映画『トラップ』感想(★★★)

※この記事は作品のネタバレを含みます。

人気アーティストのライブ会場を舞台に、殺人鬼を捕まえるための作戦が進行するサイコスリラー。
何も知らずライブを楽しむ娘と、自分が罠にはめられていると知る父という対照的な状況が印象的な作品だった。

作品情報

タイトル:トラップ
ジャンル:サスペンス/スリラー
主演:ジョシュ・ハートネット

感想

本作の面白さは、ライブ会場という華やかな場所で殺人鬼を捕まえようとする設定にある。

主人公クーパーは、娘とライブを楽しむ父親として振る舞いながらも、
実は自分が警察に狙われていることを知っている。

無邪気にライブを楽しむ娘の隣で、
会場からどう脱出するか必死に考える父親という構図がユニークだった。

前半は脱出劇として物語が進み、クーパーが会場から逃げようとする緊張感が続く。
中盤からはクーパーが本性を現し、歌姫を脅して協力させることで、サイコスリラーとしての色が強くなっていく。

印象に残ったポイント

クーパーが歌姫を脅し、人質を使って状況をコントロールしようとする場面はかなり緊張感があった。

ただ、超有名人である歌姫が一般人のファンをリムジンに乗せて家まで送る展開は少し不自然にも感じた。
警備体制がかなり甘く見えてしまい、現実味の面では気になる部分だった。

一方で、家に到着してからの展開は見応えがある。

歌姫に出し抜かれたクーパーが激昂するシーンは迫力があり、
追い詰められた殺人鬼の恐ろしさがよく表現されていた。

また、歌姫がクーパーの携帯を奪い、SNSのライブ配信を使って視聴者から情報を集める展開は現代らしいアイデアだった。
影響力のある人物だからこそ、瞬時に情報が集まり人質の居場所を突き止める流れは興味深かった。

総評

ライブ会場を舞台にした設定は非常に斬新で、
前半の脱出劇と後半の心理戦がうまく組み合わされたサスペンスになっている。

ただ、監督がM・ナイト・シャマランということで大きなどんでん返しを期待していたが、
ラストは比較的ストレートに終わった印象だった。

意外性のある展開を期待すると少し物足りない部分もあるが、
全体としては設定の面白さが光るサイコスリラー作品だった。

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