映画『背反の町』感想(★★)
※この記事は作品のネタバレを含みます。
更生施設に収容された少年少女たちが、施設の裏側に潜む秘密を暴きながら脱出を試みる物語。
設定だけを見ると『約束のネバーランド』のような雰囲気もあり、面白くなりそうな予感はあった。
作品情報
タイトル:背反の町
ジャンル:サスペンス/ミステリー
主演:不明
感想
物語は、少年少女が収容された更生施設の内部で起こる出来事と、外の世界で真相を追うアレックスのパートの二つの視点で進んでいく。
設定自体は興味を引くものがあり、施設の裏側を暴きながら脱出を試みる展開には期待感があった。
しかし実際に見てみると、キャストの魅力の弱さやテンポの悪さが目立ち、あまり引き込まれる作品ではなかった。
特に子どもたちのグループはビジュアル面でも地味な印象が強く、印象に残るキャラクターが少ない。
主人公格のアビーも含め、見た目やキャラクター性の面で魅力を感じにくかった。
さらに性格面でも身勝手な人物が多く、更生施設に入れられるのもある意味自業自得なのではと思ってしまう場面もあり、
感情移入しづらい点も気になった。
印象に残ったポイント
ストーリー構成は、施設内のアビーたちのパートと、外の世界で動くアレックスのパートの二つで進む。
ただ、どちらの物語もなかなか展開が進まず、脱出計画や捜査が停滞する場面が多い。
真相に迫るまでの流れが長く、テンポの悪さが目立ってしまった。
そのため途中で物語への集中力が途切れてしまい、惰性で見続けるような感覚になってしまった。
設定としては興味深い要素が多いだけに、物語の進み方がもどかしく感じられる部分が多かった。
総評
最後まで見終えても、物語の核心部分が分かりづらい印象が残る。
終盤のエブリンの展開からローラの出産までの流れは理解しにくく、
エブリンが赤ちゃんの生まれ変わりなのか、儀式の意味は何なのかなど、多くの点が曖昧なままだった。
ヒキガエルの存在や生まれ変わりの設定なども含め、
物語の意図が最後まで掴みにくいという印象が強い。
設定や導入部分には面白くなりそうな要素があっただけに、
鑑賞後には期待していた分だけ物足りなさと後悔が残る作品だった。









