映画『プロフェッショナル』感想(★★★)
※この記事は作品のネタバレを含みます。
リーアム・ニーソン主演のクライムアクション。
宣伝の雰囲気から、いつもの復讐アクションを想像していたが、実際は少し違うタイプの作品だった。
静かな雰囲気の中で物語が進み、終盤で一気に緊張感が高まる構成になっている。
作品情報
タイトル:プロフェッショナル
ジャンル:アクション/クライム
主演:リーアム・ニーソン
感想
「俺を怒らせるな」というコピーから、またリーアム・ニーソンが復讐する映画かと思っていた。
しかし本作はその定番パターンとは少し違う。
普段は敵にやられてから復讐する流れが多いが、今回は主人公フィンバーが先に敵側の人物を殺してしまい、逆に狙われる立場になる。
敵であるデランの弟を殺したことで、フィンバーは追われる側に回る。
怒りに満ちた敵から狙われるリーアム・ニーソンという構図は、これまでの作品とは違って新鮮だった。
印象に残ったポイント
アクションは全体的に控えめで、派手な戦闘はあまり多くない。
本格的な激しいアクションは、終盤の酒場での決戦が中心になっている。
また主人公フィンバーの強さも、いつもの無双系とは違う。
年齢を重ねた設定もあり、圧倒的に強いというより「そこそこ強いベテラン」というリアルなバランスになっている。
敵と互角に近い戦いを繰り広げるため、戦闘シーンの緊張感も高かった。
もう一人印象に残るのが、相棒のケビン。
最初は態度が悪く、生意気な若者という印象であまり好感を持てなかった。
しかし終盤、フィンバーから「一人でやるから町を去れ」と言われても、それを無視して助けに来る。
この行動で一気に印象が変わり、キャラクターとして好きになれた。
総評
全体の雰囲気は静かで落ち着いたトーンの作品。
終盤の酒場での戦闘だけが大きく盛り上がる構成になっており、静と動のメリハリが効いている。
またラストでは、デランとの激闘を終えたフィンバーが静かに町を去る。
隣人の女性との関係が進展しそうでしなかったこともあり、少し切ない余韻が残る終わり方だった。
「いつものリーアム映画」と思って観ると少し違うタイプの作品だが、その分落ち着いたドラマ性もあり楽しめた。









