映画レビュー

【マイ・ボディガード】少女誘拐から始まる壮絶な復讐アクション

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映画『マイ・ボディガード』感想(★★★)

※この記事は作品のネタバレを含みます。

酒に溺れた元軍人と、天使のように明るい少女の交流から始まる物語。
前半は心温まる人間ドラマのように進むが、ある事件をきっかけに復讐劇へと大きく舵を切る作品だった。

作品情報

タイトル:マイ・ボディガード
ジャンル:アクション/サスペンス
主演:デンゼル・ワシントン

感想

物語の序盤は、酒浸りで自堕落な生活を送る男ジョンと、警護対象の少女ピタの交流が中心に描かれる。

最初は、孤独な男と無邪気な少女が心を通わせていく、
静かな友情ドラマのような雰囲気だった。

しかしその穏やかな空気は、ピタが誘拐されることで一変する。
しかも作中では一度死亡したように見える展開があり、かなり衝撃的だった。

冒頭のナレーションで「誘拐された人の多くは戻ってこない」と語られていたため、
この時は本当に亡くなったのかと思わされる演出だった。

印象に残ったポイント

誘拐事件以降、物語は完全に復讐劇へと変わる。

ジョンは誘拐に関わった人物たちを一人ずつ追い詰めていく。
身代金を横取りした警官や、計画に関わっていた弁護士、さらには父親までも関与しているなど、
周囲には腐敗した人物ばかりという状況が描かれる。

そんな相手を容赦なく始末していくジョンの復讐は、かなり過激だ。

「許すかどうかは神が決める。だから神の前に送り込む」と言いながらロケットランチャーを撃ち込む場面や、
爆弾を使った拷問など、やりすぎとも言える復讐の方法には思わず驚かされる。

総評

終盤では、犯人グループとの最終決着が描かれる。

これまでの激しい復讐劇からすると、最後は意外にも静かな形で決着がつく。
ジョンはピタの命と引き換えに、自分の命を差し出すことになる。

激しい戦いではなく、自ら命を差し出す形で物語を終える展開は、この手の復讐映画としては珍しい印象だった。

ただ一つ気になったのは演出面だ。
画面が小刻みに揺れたり、フラッシュのようなカットが多用されており、少し目が疲れる。

演出としては特徴的だが、頻繁に使われるため少しくどく感じてしまう部分もあった。

それでも、前半の人間ドラマから後半の復讐劇への転換は印象的で、
デンゼル・ワシントンの存在感が光るアクション映画だった。

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