7O6IPPDL2EKEO6WSBGMD2X23WU映画『マイ・ボディガード』感想(★★★)
※この記事は作品のネタバレを含みます。
酒に溺れた元軍人と、天使のように明るい少女の交流から始まる物語。
前半は心温まる人間ドラマのように進むが、ある事件をきっかけに復讐劇へと大きく舵を切る作品だった。
作品情報
タイトル:マイ・ボディガード
ジャンル:アクション/サスペンス
主演:デンゼル・ワシントン
感想
物語の序盤は、酒浸りで自堕落な生活を送る男ジョンと、警護対象の少女ピタの交流が中心に描かれる。
最初は、孤独な男と無邪気な少女が心を通わせていく、
静かな友情ドラマのような雰囲気だった。
しかしその穏やかな空気は、ピタが誘拐されることで一変する。
しかも作中では一度死亡したように見える展開があり、かなり衝撃的だった。
冒頭のナレーションで「誘拐された人の多くは戻ってこない」と語られていたため、
この時は本当に亡くなったのかと思わされる演出だった。
印象に残ったポイント
誘拐事件以降、物語は完全に復讐劇へと変わる。
ジョンは誘拐に関わった人物たちを一人ずつ追い詰めていく。
身代金を横取りした警官や、計画に関わっていた弁護士、さらには父親までも関与しているなど、
周囲には腐敗した人物ばかりという状況が描かれる。
そんな相手を容赦なく始末していくジョンの復讐は、かなり過激だ。
「許すかどうかは神が決める。だから神の前に送り込む」と言いながらロケットランチャーを撃ち込む場面や、
爆弾を使った拷問など、やりすぎとも言える復讐の方法には思わず驚かされる。
総評
終盤では、犯人グループとの最終決着が描かれる。
これまでの激しい復讐劇からすると、最後は意外にも静かな形で決着がつく。
ジョンはピタの命と引き換えに、自分の命を差し出すことになる。
激しい戦いではなく、自ら命を差し出す形で物語を終える展開は、この手の復讐映画としては珍しい印象だった。
ただ一つ気になったのは演出面だ。
画面が小刻みに揺れたり、フラッシュのようなカットが多用されており、少し目が疲れる。
演出としては特徴的だが、頻繁に使われるため少しくどく感じてしまう部分もあった。
それでも、前半の人間ドラマから後半の復讐劇への転換は印象的で、
デンゼル・ワシントンの存在感が光るアクション映画だった。





