映画『ウィッチサマー』感想(★★★)
※この記事は作品のネタバレを含みます。
子供を狙う異形の存在と戦うホラー作品。
残酷な描写と、能力を使った心理的な恐怖が組み合わさり、終始不気味な緊張感が続く内容だった。
特に化け物の能力によって主人公が孤立していく展開が印象的で、ジワジワと追い詰められていく怖さがある。
作品情報
タイトル:ウィッチサマー
ジャンル:ホラー/スリラー
主演:パイパー・カーダ
感想
本作でまず印象に残るのは、化け物の残虐性だ。
特に子供を容赦なく襲う描写はかなり過激で、この手の映画ではあまり見ない表現なので新鮮さも感じた。
赤ちゃんさえも例外ではなく、ベビーベッドから血が流れてくるシーンはかなりゾッとする。
ただ怖いだけでなく、化け物の能力も物語のスリルを高めている。
「他人の身体を乗っ取れる」
「記憶を消せる」
という二つの能力は非常に厄介だ。
他人の姿になれるため、近くにいても正体に気づけない。
さらに喰われた人物は周囲の記憶から消されてしまうため、消えたこと自体が誰にも認識されないという恐ろしい状況が生まれる。
印象に残ったポイント
この能力によって、化け物は主人公を少しずつ孤立させていく。
しかも主人公は最初から片腕を骨折しており、戦闘能力が低い状態。
そのため常に劣勢で、見ていてハラハラさせられる展開が続く。
そんな頼りなさそうな主人公が、最後には化け物の巣に単身で突入し、弟を救いに行く姿は印象的だった。
序盤とのギャップもあり、思わず見直してしまう展開だ。
またヒロイン役のパイパー・カーダも印象に残る。
派手な美人というタイプではないが、愛嬌があり、だんだん可愛く見えてくる不思議な魅力がある。
主人公が惹かれていくのも納得できるキャラクターだった。
総評
子供を狙う魔女の残虐さと、能力による心理的な恐怖が組み合わさったホラー作品。
チート級の能力を持つ化け物と、弱い立場の主人公という構図が緊張感を生み、終盤の対決まで引き込まれる。
ヒロインの人懐こい笑顔も印象的で、物語に柔らかさを与えていた。
ラストは魔女がヒロインに乗り移ったようにも見える終わり方で、少し不気味な余韻が残る作品だった。









