映画レビュー

【M3GAN/ミーガン 2.0】ホラーからSFアクションへ変化した続編

映画『M3GAN/ミーガン 2.0』感想(★★★)

※この記事は作品のネタバレを含みます。

前作『M3GAN/ミーガン』が面白かったため期待して観た続編。
しかし全体的な印象としては、前作の方が完成度が高かったように感じた。

前作ではジェマとケイディの関係性を軸にした人間ドラマがあり、その過程でミーガンの狂気が徐々に強まっていく構成が魅力だった。

作品情報

タイトル:M3GAN/ミーガン 2.0
ジャンル:SF/アクション
主演:アリソン・ウィリアムズ

感想

本作でまず気になったのは、前作にあったホラー要素がほとんど無くなっている点だ。

前作では、可愛い人形のミーガンがケイディを守るために徐々に狂気を帯びていく過程が怖さにつながっていた。
しかし今回はそういった恐怖演出がほとんどなく、ジャンルとしてはSFアクション寄りの作品になっている印象だった。

ミーガンとアメリアの対決がメインになるのかと思いきや、アクションシーン自体も終盤に集中しており、全体としては少なめに感じる。

アクション映画として振り切るなら、もっと派手な戦闘を増やしてもよかったのではないかと思った。

印象に残ったポイント

もう一つ気になったのはテンポの問題だ。

序盤から中盤にかけては展開がゆっくりで、やや退屈に感じる部分が多い。
物語が動き出すのは、ミーガンが復活してアメリア打倒のために共闘する流れになってからだった。

さらに黒幕がクリスチャンだと判明する展開や、ミーガンがジェマの身体を借りて戦うシーンなど、面白い展開は確かにある。

ただそれらが物語の終盤に集中しているため、盛り上がりが来るのが少し遅い印象だった。

総評

美少女アンドロイドが暴れるSFアクション映画として見れば、一定の楽しさはある作品。

しかし『ミーガン』シリーズの続編として考えると、前作の魅力だったホラー要素や人間ドラマが弱くなっており、やや物足りなさも感じる。

また、日本で劇場公開が中止になった理由が、海外での興行成績の不振と言われているが、その理由にもある程度納得できる内容だった。

単体のアクション映画としては観られるが、前作と比べると印象が弱い続編という評価になった。

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