映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』感想(★★★)
※この記事は作品のネタバレを含みます。
歴史上の偉人たちが現代政治に関わるというユニークな設定の作品。
前半はコメディ要素も強く気楽に楽しめるが、後半になるにつれて政治への無関心に対するメッセージが強く響いてくる。
特にラストの演説シーンは印象に残る内容だった。
作品情報
タイトル:もしも徳川家康が総理大臣になったら
ジャンル:政治コメディ / 社会ドラマ
主演:
感想
前半は偉人たちが現代の政策に取り組む様子が描かれ、コメディとして気軽に楽しめる展開。
歴史上の人物が現代の政治に関わるという設定も面白く、テンポよく進むため見やすい作品だった。
しかし物語が進むにつれて、政治に無関心な民衆に向けたメッセージが強くなっていく。
とくに印象に残ったのは秀吉の言葉。
「民は政に興味ない。考えることを放棄して他人任せ」
かなりストレートな言葉だが、思わず「確かにそうかもしれない」と感じさせられる内容だった。
普段普通に生活できていると政治に関心を持たないという感覚は、多くの人に当てはまるのではないかと思う。
印象に残ったポイント
もう一つ印象に残ったのが、家康のメッセージ。
「己で考えて行動せよ」
この映画の核とも言える言葉であり、シンプルながら重い意味を持つ。
実際に行動を起こすには労力が必要であり、現代ではSNSなどで膨大な情報が飛び交っているため、何が正しく何が誤った情報なのかを考えること自体が疲れる部分もある。
ラストシーンでは若者たちが投票所へ向かい、投票率が70%を超えるという展開になる。
現実でそんな日が来るのかは分からないが、政治に対して興味を持つきっかけを考えさせられる場面だった。
総評
前半は偉人たちが政策に奮闘するコメディとして楽しめる内容。
そして後半になると、政治に無関心な民衆に対する強いメッセージが印象に残る作品だった。
気軽に楽しめる要素と社会的なテーマがうまく組み合わさった映画だった。








